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製図用紙の種類
~再生紙~

1.再生紙の基本情報

再生紙は木材チップから生成される化学パルプと、回収された古紙から生成される再生パルプを配合して生成されている非加工用紙です。配合率は様々で1%でも古紙が含まれていれば再生紙と分類されます。

再生紙は様々な環境ラベルを取得して販売されています。たとえば、グリーンマークを取得するには古紙配合率40%以上である必要があります。

その他にも、印刷用紙においてエコマークグリーン購入法の適合商品を認定・取得するには古紙配合率70%以上であることが必要となります。

※認定・取得する際には他にも判断基準がございます。

一度使用された用紙を使うため、インクなどの不純物が混ざっており、再生紙の白色度は約65~70%程度まで下がってしまいますが、現在では技術の進歩もあり普通紙同等の約80%程度の白色度をもつ製品もあります。

古紙を使うことでごみ排出量の削減、バージンパルプ使用量を減らすことに繋がるため、エコロジーに貢献できます。現在ではSDGsやエコロジーへの関心が高まり、再生紙を採用される企業も増えてきています。

一方で、コスト面が普通紙よりも上がります。一から作る作業とは異なり、回収した古紙を再度パルプに戻す作業、使用された古紙からインクの除去する作業などが行われるため、コストが高くなります。

とはいえ、現在でも新聞や書籍、教科書や雑誌などでの使用、官公庁では環境への配慮の観点から積極的に選ばれるなど再生紙の用途は幅広くなっています。

1再生紙の基本情報
2.再生紙の選び方

古紙パルプ配合率による環境ラベル取得数

古紙パルプ配合率だけの判断材料ではありませんが、環境ラベルを取得していることで様々なメリットがあります。

エコマーク等の環境ラベルは第三者機関によって審査・認定が行われており、国内でも多くの認知度があります。そのため、信憑性や安心感などを与えられる一つの材料となります。

エコマーク・グリーンマーク・間伐材マーク・再生紙使用のマーク・紙マーク
再生紙の選び方

用紙品質

普通紙に近い素材ではありますが、古紙から作られる再生パルプが含まれているため、長期的な保存用としてはやや不向きです。印字品質は製品にもよりますが、普通紙と遜色なく細かい印字が可能となります。

​大判レーザー・LEDプロッター用のロール紙を検討している場合に、確認する必要がある項目となります。

紙管の最後にテープが止められているか否かとなります。

印刷をするプリンターによって使用できるタイプとできないタイプがあるため、確認が必要となります。

テープが止めてある理由は、プリンターが壊れないようにするためです。セットしていたロール紙を使い切る際の残り部分にテープがついていることで、紙管部分にセンサーが反応し、プリンターに用紙が飲み込まないように停止します。その際、紙管から用紙が取れないようにするため、テープ止めがされています。

しかし古いプリンターの種類によっては、センサーがなく、そのまま用紙を引っ張り続けるため、逆に素巻のようにテープがついていないものが故障を未然に防ぐことにつながります。

2再生紙の選び方
3.再生紙の使用場面

官公庁で使用されている用紙の殆どは、再生紙が採用されています。

工事現場や施工現場で設計に使用するCAD図面:工業、工場、建設会社など

保管用の紙図面:工場、工業、建設会社など

地図やフロア図などの平面図:建設会社、測量会社など

道路や配管等の縦横断図の詳細図:測量会社、官公庁など

再生紙の使用場面。公官庁・工事現場など
3再生紙の使用場面
4.再生紙に関するあれこれ(Q&A)

普通紙と再生紙の違いってなに?

バージンパルプのみで形成されているものを普通紙、古紙を使用した再生パルプを含めて形成されたものを再生紙と呼びます

古紙パルプ配合率によりますが、普通紙と再生紙の使い勝手はほぼ同じです。普通紙はコストを抑えることができ、再生紙は環境に配慮することができます。

4再生紙Q&A
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