製図用紙の種類
~普通紙~
製図用紙の普通紙とは
1.普通紙の基本情報
普通紙は、大判インクジェットプリンター用とレーザープリンター用の2種類があります。
インクジェットプリンターは、プリントヘッドよりインクが吐出され、用紙に液滴が着弾することで印刷されます。
レーザープリンターは、熱を加えてトナーを定着させることで印刷されます。
そのため、プリンターの印刷方式の違いによって用紙を使い分ける必要があります。
材料はどちらも化学パルプから生成されおり、コーティング加工は一切施されていない非加工用紙に部類されます。そのため、耐久性、耐水性は低いですがコストを抑えることができます。
また、普通紙は文字や線画、図面といったカラーのべた塗りが少ない印刷に適しており、反対に写真や画像、イラストなどのカラー印字品質を重視される印刷は、にじみが発生してしまうためあまり得意としていません。
しかし汎用性は高く、リーズナブルでコストを抑えることができるため、様々な場面でも使用されているもっともポピュラーな用紙となっております。
2.普通紙の選び方
白色度(%)
普通紙は一般的なコピー用紙と同様に約80%程度の白色度となっております。
白色度は高い数値になるほど、白色に近づくためカラーをより鮮やかに印刷することができます。
ただし、白色度の数値が一緒でも、必ずしも同じ白色になるわけではなく、青味のある寒色寄りの白色やオレンジ色や黄色味のある暖色寄りの白色など様々となります。
90~95%の白色度を持つ用紙は、お取引様やお客様に提出する資料用途にぴったりです。
用紙品質
普通紙といっても商品によって印刷結果が異なる場合があります。
その原因となるのは、用紙表面のインクの吸収性(サイズ性)です。
安価な普通紙の場合、コストを抑えられる代わりに品質は安定していません。
設計図などの細かい線や文字を印刷する際、コストを重視するあまり、にじみの発生や印刷の色が薄くなってしまう紙は求められる印刷精度を満たさず好ましくありません。
コスト重視にするのか、ある程度の品質を保ちつつコストを抑えるのか、しっかりと品質を選択するのか、によって適切な普通紙がかわります。
大判レーザー・LEDプロッター用のロール紙を検討している場合に、確認する必要がある項目となります。
紙管の最後にテープが止められているか否かとなります。
印刷をするプリンターによって使用できるタイプとできないタイプがあるため、確認が必要となります。
テープが止めてある理由は、プリンターが壊れないようにするためです。セットしていたロール紙を使い切る際の残り部分にテープがついていることで、紙管部分にセンサーが反応し、プリンターが用紙を飲み込む前に停止します。その際、紙管から用紙が取れないようにするため、テープ止めがされています。
しかし古いプリンターの種類によっては、センサーがなく、そのまま用紙を引っ張り続けるため、逆に素巻のようにテープがついていないものが故障を未然に防ぐことにつながります。
5.普通紙のご購入窓口
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