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製図用紙のA1サイズとは?折り方や規格比較、特徴を解説します

更新日:12月4日

設計図に使われる製図用紙のA1サイズとは?図面の折り方や特徴を解説!

用紙(ロール紙)のA1サイズといえば、開いた新聞紙の大きさであったり、街中に掲示されているポスターなど様々な用途で使用されています。

では、製図用紙からみる”A1サイズ”というのはどんなものがあるのでしょうか?


今回は規格比較から関連アイテム、図面の折り方まで「A1サイズ」に焦点をあてて解説していきます。


1. A1サイズの規格

A1サイズは、594mm×841mmになります。

これはA判規格に分類されており、JIS(日本工業規格)における紙の寸法のひとつとなっています。

用紙サイズ一覧表

2. A1サイズの主な用途

建設・設計業界での現場井用CAD図面の出力に使用されています。

・建設物の設計図

・土木構造物の設計図

・設備工事の設計図

・測量図

・建設現場の図面



3. A1サイズの製図用紙を保管するには?

図面保管用のキャビネットにそのまま保管

折り目や丸めた際に残ってしまうカールなどが起こりづらい強みがある保管方法です。A1サイズの図面をそのまま保管できるポリプロピレン(OPP)フィルムも、こちらの保管方法に適します。保管時は湿気や虫対策が必要です。


■まるめた状態で立て掛けて保管

まるめているためカールが残ってしまう可能性がありますが、折り曲がる心配ない保管方法です。アジャスターケースなどに入れておくと、潰れる心配を軽減できますが個数が必要になるためコストがかかります。保管時は湿気や虫対策が必要です。


■折ってから図面袋で保管

折り畳んで収納するため、保管場所を確保する必要を抑え、かさばることなく保管することができます。一方で折り畳んでしまうため、折り目が付いてしまう点は懸念点です。


■折ってから穴をあけてファイルで保管

折り畳んで収納するため、保管場所を確保する必要を抑え、かさばることなく保管することができます。一方で折り畳んでしまうため、折り目が付いてしまう点は懸念点です。


■スキャニングしてCADデータで保管

データとして保管するため、場所を取る必要はありません。原寸で確認をしたい場合は、印刷をしなければいけないため、用意に多少の時間が必要となる可能性はあります。近年ではこちらの保管方法が主流となっています。



4. A1サイズからA4サイズに図面を折る方法

原本となるため、基本的には官公庁へ提出する際に折り畳む方法になるのかなと思います。

折り方にも種類があり、図面のサイズや用途、仕上がりによって折り方が変わることもあるようです。


たとえば、「四つ折り」「八つ折り」「ファイル折り」などが代表的になります。

今回は、折る作業が慣れるまで少し難しい「ファイル折り」のご紹介になります。


A1図面の「ファイル折り」製図用紙の専門家図解説明
A1図面の「ファイル折り」の図解説明

用意する道具は、A4サイズの下敷き、大きめの定規となります。

完成後は、穴あけパンチをしてA4ファイルに綴じればA1サイズの図面を綺麗に管理することができます!



5. A1サイズの規格がある製図用紙を紹介
製図用紙

使用頻度の多い「普通紙」から製図用紙の定番「トレーシングペーパー」、「トレーシングフィルム」を掲載しております。

その他にも「再生紙」「コート紙」「貼り合わせ和紙(貼り合わせ用紙)」など、製図用紙に関連する用紙もまとめております。



6. おわりに

いかがだったでしょうか。

A1サイズというものの基礎的な情報から、実用的な情報を組み込んでみました。

A1サイズの図面を取り扱う上で、参考になっていれば幸いです。




執筆者紹介

 

石井 優樹(ishii yuuki)

2018年入社。印刷用紙の営業担当を経験し、現在の部署ではマーケティング分析を勉強中。執筆するコラム記事はジャンル問わず。ページに訪れた方に役立ったと思ってもらえることを第一にコンテンツ提供を心がけてる。一児の父親として休みの日も全力投球。

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