top of page

【用紙・図面のサイズ一覧まとめ】製図用紙の基本をわかりやすく解説!

更新日:2024年12月4日


用紙・図面のサイズ一覧まとめ


1. 図面・用紙のサイズ一覧

紙のサイズは日本工業規格(JIS)によって定められております。具体的な用紙サイズは表をご覧ください。

用紙サイズ表

A系列

mm×mm

B系列

mm×mm

A0

841×1,189

B0

1,030×1,456

A1

594×841

B1

728×1,030

A2

420×594

B2

515×728

A3

297×420

B3

364×515

A4

210×297

B4

257×364

A5

148×210

B5

182×257

A6

105×148

B6

128×182

A7

74×105

B7

91×128

A判(A系列)は、国際標準規格となっています。そのため、海外向けの印刷物にはA判が使用されており、また日本人にもなじみのある規格となります。


一方でB判(B系列)は、日本独自の規格となっています。海外ではB判規格はほとんど使用されておらず、日本を含む一部の東アジアの国のみが使用しています。


日本での一般的な比率としては、A判の方が使用頻度は高く、B判はコミック本や駅貼りポスターの印刷物などで採用されています。数字が同じでもB判の方が少し大きめのサイズとなります。



2. 設計製図業界で多く使われているサイズ(規格)は?

図面には、さまざまな種類の図面が存在します。

土木図面にあたる平面図、縦横断図、構造図など

建築図面にあたる平面図、断面図、詳細図など

CAD製図基準によれば、図面のサイズはA1サイズを使用することが定められているためか、A1サイズが多く使用されている傾向です。しかしながら、自動車業界ではA0サイズの用紙で設計図を作成、建築士の製図試験ではA2サイズが採用されているなど、A1サイズに限らず場面・シーンでさまざまなサイズが使用されているようです。


一方でB系列は意外にもあまり使われていません。これは前述のとおり、A系列が国際基準規格となっていることや、拡大縮小の容易さがA系列は2の倍数で行えてコピー機の互換性が良いなど、色々な要因があると考えられます。


3. サイズごとの具体的な使用例

ここでは、サイズごとにどの程度の大きさであるかをイメージしやすいように、具体的な使用されている用途をご紹介します。

A判規格

mm×mm

主な用途

A0サイズ

841×1,189

広告ポスター 製図図面 学会用ポスター

A1サイズ

594×841

新聞紙サイズ 製図図面

A2サイズ

420×594

ポスター カレンダー

A3サイズ

297×420

選挙ポスター(選挙掲示板サイズ)

A4サイズ

210×297

一般的なサイズ コピー用紙 メニュー表 週刊誌

A5サイズ

148×210

雑誌 郵便はがき

A6サイズ

105×148

文庫本 ハンドブック

A7サイズ

74×105

ポケットティッシュのチラシ

A0駅構内のポスター、A3選挙ポスター、A4コピー用紙、A6文庫本

B判規格

mm×mm

主な用途

B0サイズ

1,030×1,456

大型ポスター

B1サイズ

728×1,030

駅貼りポスター 地図

B2サイズ

515×728

展示会ポスター

B3サイズ

364×515

中吊りポスター

B4サイズ

257×364

折り込みチラシ 原稿用紙

B5サイズ

182×257

辞書 教科書

B6サイズ

128×182

メモ帳 単行本 店頭POP

B7サイズ

91×128

パスポート ボールペンの長さと同じくらいの手帳

B3鉄道車両内の吊り広告,B4原稿用紙,B4チラシ・広告,B7パスポート

4. 図面の様式について

図面には、『図面を記入する方眼』と『表題欄』があります。表題欄は右下あるいは下部に設置されていることが主で、図面の種類によって内容は異なりますが、品名(工事名)や作成年月日、縮尺、会社のロゴなどの項目が記載されています。



5. おわりに

いかがだったでしょうか。

用紙のサイズだけでも図面との関連性があることがおわかりいただけましたでしょうか。今回のサイズごとの具体的な使用例では、誰もがイメージしやすいように図面種類にこだわらず、一般的なアイテムで表現をしてみました。


各サイズの数値を覚えるのは、意外と大変ではありますが、語呂合わせで覚える方法もあるようです。一度記憶してしまえば仕事の効率に、もしかすると繋がるかもしれませんね。



執筆者紹介

 

石井 優樹(ishii yuuki)

2018年入社。印刷用紙の営業担当を経験し、現在の部署ではマーケティング分析を勉強中。執筆するコラム記事はジャンル問わず。ページに訪れた方に役立ったと思ってもらえることを第一にコンテンツ提供を心がけてる。一児の父親として休みの日も全力投球。


bottom of page